
「夫を味方にする方法」はピッコマで公開されている漫画です。
今回は21話を読んだので、個人の感想と考察をご紹介します。
夫を味方にする方法21話の感想と考察(一部ネタバレあり)
この記事では、第21話を読んだ感想と考察をお届けします。
一部ネタバレを含む内容となりますので、未読の方はご注意ください!
部屋からの脱出とルシルの助け
イースケの誕生会への出席を禁じられたルードベキアですが、じっとしている性格ではない彼女は部屋を抜け出す決意をします。
この「出席禁止」の命令自体もメイド長を通じて伝えられたものであり、彼女自身もその信憑性に疑問を抱いていましたよね。
しかも、自分の大切な刺繍を嫌がらせをしてくるメイド長に預けるという選択肢は最初からなかったのも納得です。
そんな中、彼女が以前賄賂として渡した髪飾りが功を奏し、メイドのルシルが脱出に協力してくれることに。
第14話では冷たかったルシルですが、今回はルードベキアに少し歩み寄った様子が描かれており、このような些細な関係改善が敵だらけのオメルタ城での彼女の助けとなっているのが伝わってきます。
部屋から抜け出し、自らの手でプレゼントを届けたいと奮闘するルードベキア。
表面的にはイースケを味方に引き入れるための行動とも捉えられますが、その必死さはどこか本心が混ざっているようにも見えます。
イースケとの関係が今後どう進展するのか、期待が膨らみますね。
雨によるアクシデントと誕生会の苦い展開
誕生会に向かう途中で降り出した雨が、ルードベキアをさらに窮地に追い込みます。
彼女が用意した大切な刺繍のプレゼントも、自身が着ているドレスも濡れてしまうという不運。
それでも諦めず、会場に足を運ぶ彼女の姿からは、どれだけ悪条件でも立ち止まらない強さが感じられます。
しかし、到着した先で聞こえてきたのは、人々が彼女の悪口を言っている様子。
これまで数々の逆境に立ち向かってきたルードベキアでも、さすがにこの状況には耐えられず、会場を後にするという展開になりました。
これまで努力してきた分だけ、彼女の悔しさや虚しさがより強く伝わってきます。
こうした「全てが上手くいかない」瞬間は物語の中で重要な意味を持つことが多いです。
ここまで追い込まれた彼女がどのように立ち直り、新たな一歩を踏み出すのか。
今回の挫折は、ルードベキアというキャラクターの成長のきっかけになるのではないでしょうか。
ローレンツォとの出会いとイースケの登場
部屋へと戻る途中、ルードベキアはフレイヤの弟であるローレンツォと鉢合わせします。
これまで彼はルードベキアを嫌う態度を隠そうともせず、何かにつけて彼女を困らせる存在でした。
しかし、今回ばかりは彼女の弱った様子を見て戸惑ったのか、いつものように攻撃的な態度を取ることはありませんでした。
ローレンツォが彼女に強い敵意を向けていた背景には、彼自身の思惑や事情があるのでしょうが、今回のように彼女の悲しい姿を前にして揺らぐ様子が描かれたことで、彼のキャラクターにも一層の深みが加わったように思います。
彼がルードベキアに対して今後どのような態度を取るのか気になるところですね。
そんな中、偶然にもイースケがその場に現れるという展開が!濡れそぼった姿のルードベキアを前にして、イースケがどう行動するのかが非常に気になります。
さらに、この状況がローレンツォとルードベキアの間で何か誤解を生む可能性もあり、次回の展開が非常に楽しみです。
まとめ
第21話は、ルードベキアの努力と試練が描かれた一方で、彼女を取り巻く人々の新たな一面や、今後に繋がるであろう伏線が多く散りばめられていました。
彼女が「惨め」な状況に追い込まれることで、物語全体の緊張感が高まり、今後の挽回への期待がさらに膨らみます。
また、敵ばかりの状況で少しずつ築いている人間関係の変化も、彼女が成長している証だと言えそうです。
果たしてルードベキアはイースケに刺繍を渡すことができるのか。
そして、ローレンツォやルシルといった周囲の人々との関係はどのように変化していくのか。次回の展開が非常に楽しみです!